2005-01-01から1年間の記事一覧

[裏ワザ]納豆のタレの使い道

最近の納豆にはカラシと一緒に必ず「納豆のタレ」というのがついています。私はカラシは使うけれども「納豆のタレ」は使わず生醤油で食べます。 納豆そのものがすでにアミノ酸に分解された発酵食品なわけで、そこにカツオ出しとか昆布出しとかが加わると、う…

朝日新聞の与太郎見出し

昨日の、『朝日新聞』朝刊14版一面(配達された紙の新聞です、ネットではなくて)に、すごい見出しがあったので、アップしておきます。ここでは政治の話はしたくはないのだが、あんまりひどいので例外とします。見出しの字数の制限の厳しさも、新聞社では、…

漫画『NANA』

遅ればせながら買って読みました。立派な物語づくりの手腕だと思いました。 あのカッコいいNANAさんその人の心に独占欲を掻きたててしまうハチ子さんの愛玩動物っぽい魅力。あれは何か、とよく考えてみると、寅さんなんですよね。 共通点。1) 世間の常識とは…

トム・クランシーの宗教

初めて知りました。熱心な読者なら誰でも知っていることなのかな。 Father of four. Catholic. Owned and operated independent insurance business before starting writing career. Did not serve in any branch of the US Military. Jesuit education - 8…

セミニーズ続き

まだやってます いいいぢりに みちっぴいぢ きぢみに ちききり しんびきり しちいり。 「みちっぴい」でバレバレですね。 えええてえてえ けめゑねけ けめせねてめへ けてねけれ ヒントは「けめゑねけ」でしょうか。字ごとに行が(つまり子音が)ちがうとバ…

セミニーズと旧仮名遣い

やってみてわかりましたが、このセミニーズ遊びは、新仮名だとあまり面白くないんですね。 旧仮名だと「わゐうゑを」があるぶんだけヒントが多いんです。新仮名だと「あいうえお」と「やいゆえよ」だけでなく「わいうえを」まで「い」と「え」なので、イ段と…

セミティック・ジャバニーズ(略してセミニーズ)

唐突ですが、アラビア語の文字は子音しかないそうですね。小学館の百科事典によると、 他のセム語諸文字と同じく、アラビア語は主として子音のみを記し、母音およびその他の判別記号は必要に応じてのみつけ加えられる。 ヘブライ語もそうだから、神さまの名…

「小日本」と『坂の上の雲』

あまりにも長いごぶさたでした。すみません。 さて、今回の中国の反日デモ騒ぎで、いちばん印象に残ったのが、あの「小日本」という垂れ幕でした。 中国人は「小日本」と呼ばれると日本人は悔しがると思っているわけです。 ところが、あなたもわたしも、「小…

リデル・ハート『第二次世界大戦』の不必要な注について

もう止めるつもりだったが、始めるときりがありません。126ページ、ドイツ軍のベルギー侵攻のくだり。 次いでヘーブナーの〈第一六軍団麾下の〉二個師団〈第三および第四装甲師団〉[*8]が、爆破を免れた橋を押し渡り前方の平地へと展開した。装甲師団破竹…

リデル・ハート『第二次世界大戦』の不必要な注について

次へ行きましょう。62ページ冒頭のパラグラフの中程。 北方では、(クルーゲの第四軍麾下)グデーリアンの装甲軍団(第一九自動車化軍団)[*3]〈キュヒラー軍の先鋒〉がナレフを渡河し、ワルシャワ後方ブーク川の布陣に攻撃を加えていた。 In the north Gu…

リデル・ハート『第二次世界大戦』の不必要な注について

次へ行きましょう。前回と同じパラグラフの中程。 右翼のリスト軍の任務はクラクフめがけて突進すると同時に、クライストの装甲軍団[*2](第二二軍団)を用いて山間部を踏破し、カルパチア山脈寄りのポーランド軍の側面を回ってその背後へ出ることだった。…

リデル・ハート『第二次世界大戦』の不必要な注について

まず申し上げますと、前回の最後に「言語道断なテキスト改竄」があると書いたのは不正確でした。凡例に、 本文中で、〈……〉とあるのは原著者が、(……)とあるのは訳者および編集部が補足したものである。 とあるのを忘れていました。したがって前回の最後の…

リデル・ハート『第二次世界大戦』の地図

1999年に再刊行されたリデル・ハート『第二次世界大戦』は丁寧な作りの本で好感が持てるが、ただひとつ、原著の地図を作り直した仕方が、本文をかえって読みにくくしています。 原著には、すべてCopyright(c)Cassell & Co. Ltd. 1970とクレジットがついた地…

古本文庫には変な葉書がはさまっている

たとえば今日わたくしが何の気なしに買ってきた文春文庫『金子信雄の楽しい夕食』(1991年12月10日)には、 結婚情報ommg 全国78都市83支社を結び、60,000人の中から選ぶパートナー 結婚だけが人生じゃない、とつっぱれるほど私は強くない 一週間で二名以上…

映画「ペリカン文書」のニューオリンズ

映画「ペリカン文書」(1993年)をつい先頃DVDで見ました。原作を読まずに見たのですが、自分自身に対してちょっと恥ずかしい思いをしました。 わたくしはどんなフィクションでも、その舞台がどこかわからないと筋に入り込めないという性癖があります。とこ…

『ベルセルク』19巻の「まぐわる」

『ベルセルク』は単行本がまとまるごとに楽しく読んでいます。以下は、19巻のある箇所の言葉づかいについての話です。 あのマンガはほぼ全ページが裁ち切りなのでページ数を示してもあまり意味がありません。「野望少年」の回の黒ミサの場面で祭司のせりふ。…

反対語

殿上人(てんじょうびと)と地下人(じげにん)が反対語だって知ってました?

日本大百科全書の外山正一

小学館の日本大百科全書の電子ブック版を持っているのですが、明治時代の社会学者、東大総長、文部大臣の外山正一の項目で、こういう箇所にいきあたりました。 外山正一 とやままさかず (1848-1900) 明治期の学者、文化人。嘉永元年9月27日、静岡藩士の家に…

マンガ喫茶の将来

ビジネスの話。 間もなく、マンガを読む習慣のあるいちばん年長の世代が、50台半ばに達して定年を迎えます。 これから、マンガ喫茶は、一大産業になるのではないでしょうか。 忙しいさかりの私だって、暇があったら入りびたって「MONSTER」全巻を読んでみた…

岩波文庫の斎藤茂吉

『斎藤茂吉歌集』(山口茂吉・芝生田稔・佐藤佐太郎編、第22刷改版、1978年9月18日)のことです。 現役の版です。いま現在書店に並んでいます。 この文庫のページづら、つまり活字の組み方が根っから気に入りません。 どう組んであるかというと、一ページに…

内田百間の岩波文庫

『東京日記他六篇』(1992年7月16日刊)のことです。 目次は次のようになっています。 白猫(昭和9年) 長春香(昭和10年) 柳検校の小閑(昭和15年) 青炎抄(昭和12年) 東京日記(昭和13年) 南山寿(昭和14年) サラサーテの盤(昭和23年) すぐに気づく…

忍者部隊月光の歌

忍者部隊月光の歌 作詞:山上路夫 作曲:渡辺宙明「馬鹿!撃つ奴があるか!拳銃は最後の武器だ!我々は忍者部隊だ!」空をとび 風を切り 進みゆく忍者 正義の味方 姿は見せずに 現れ消える 弾丸の中も なんのその おお 命を賭けゆくぞ 月光 月光 忍者部隊山…

患者中傷の女医さん

あっ、これは過労ですね。島田伸助と同じです。お人柄もさることながら、疲労のために脳内麻薬があふれちゃって、つい判断力が狂ったという面が大きいと思います。 夜中に酔っぱらってメールを打ってはいけないのと同じか。